16:15 〜 16:30
[23p-C206-11] ポンプ・プローブ分光法によるカンチレバー表面の光圧・光熱効果の検出
キーワード:ポンプ・プローブ分光法、光圧・光熱効果、カンチレバー
本研究では,シリコンカンチレバー表面における反射型ポンプ・プローブ分光法を行い,表面に積層されているアルミニウムの電子を励起して得られる信号から,間接的に光圧および光熱効果を評価できることを示した.これは,アルミニウムに存在する約1.5 eVのフォトンで遷移可能な平行バンドが,カンチレバーの撓みに伴って歪みが加わることでバンド間遷移閾値が低下し,その結果,励起される電子密度が低下することに基づいている.