[22a-D215-1~9] 3.14 光制御デバイス・光ファイバー

[22a-D215-9] MgF₂微小光共振器による光周波数コムの波長分割多重通信への応用

〇(B)谷川 幸彌¹、田坂 駿¹、和田 幸四郎¹、木暮 蒼真¹、田中 脩矢¹、藤井 瞬^1,2、熊崎 基¹、川西 悟基¹、田邉 孝純¹ (1.慶大理工、2.理研)

キーワード：光周波数コム、微小光共振器、波長分割多重通信

微小光共振器による光周波数コムは2007年に初めて報告され，小型で省エネな光源として注目されている．報告者らは，MgF₂微小光共振器を用いて散逸性カーソリトンを発生させ，40 kmの波長分割多重通信を達成したので報告する．40 kmファイバの分散や非線形光学効果の影響を受けずに伝送することができ，複数の波長で符号誤り率がエラーフリーとなったことから，光カーコムによる波長分割多重通信の可能性が示された．