2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[22a-E106-1~4] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

2022年3月22日(火) 09:00 〜 10:00 E106 (E106)

源馬 龍太(東海大)

09:00 〜 09:15

[22a-E106-1] Li過剰系正極材料Li2MnO3-LiMeO2 (Me = Ni,Co,Mn)に対する構造解析

〇(PC)廣井 慧1、和泉 匡哉2、大石 昌嗣2、尾原 幸治1 (1.高輝度光セ、2.徳島大)

キーワード:リチウムイオン電池、Li過剰系正極材料、X線全散乱測定

Li2MnO3-LiMeO2(Me = Ni, Co, Mn)で記述されるLi過剰系層状酸化物(Li-rich layered oxides, LLO)は、次世代のリチウムイオン二次電池の正極材料の有力な候補として期待されている。本研究では、LLOで見られる初期充電過程の不可逆的な構造変化の理解を目的として、LMO-NCM複合材料を対象とした局所構造解析を行なった。Pristine, 1st dischargeでは計算と測定値間の良好な一致が得られているものの、1st chargeでは第一、第二近接Me-Oに対応する相関に乖離が見られ、金属サイト近傍での局所構造に代表される特徴的な変化が生じていることが示唆された。