[22a-E205-1~12] 10.5 磁場応用

[22a-E205-4] 交流磁場下における酸化鉄ナノ粒子分散液の磁気直線複屈折

〇諏訪 雅頼¹、塚原 聡¹ (1.阪大院理)

キーワード：磁性ナノ粒子、交流磁場、磁気直線複屈折

酸化鉄磁性ナノ粒子（MNP）の分散液に誘起される磁気直線複屈折(MLB)を交流磁場下で測定した。MNPが吸収しない波長785 nmの近赤外光を用い，交流磁場印加に伴うMLBの変化を明瞭に測定できた。その波形は波長405 nmで測定した磁気直線二色性(MLD)の波形とほぼ一致し，MLB測定でMNPの配向運動の観察が可能であることが示された。近赤外光の利用により試料内夾雑物による光散乱や吸収の影響を低減できる。