2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 多元化合物の光機能・エネルギ-変換材料としての魅力

[22a-E301-1~4] 多元化合物の光機能・エネルギ-変換材料としての魅力

2022年3月22日(火) 10:00 〜 12:00 E301 (E301)

荒木 秀明(長岡高専)

10:30 〜 11:00

[22a-E301-2] 多元化合物半導体量子ドットの合成と発光材料への応用

〇鳥本 司1 (1.名古屋大院工)

キーワード:量子ドット、多元化合物半導体、フォトルミネッセンス

溶液中での前駆体の熱分解によって、サイズが数nmのI-III-VI族半導体量子ドットを合成した。得られた粒子は強く発光し、その発光波長は量子ドットのEgを増大させることによって、短波長シフトした。さらに粒子組成の精密制御によって欠陥準位を除去すると、ピーク幅の狭いバンド端発光が発現した。これらの特徴は、従来のCd系二元量子ドットにはなく、多元量子ドットを用いる新規発光材料の開発が期待される。