2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[22a-F308-1~10] 2.1 検出器デバイス開発

2022年3月22日(火) 09:15 〜 12:00 F308 (F308)

人見 啓太朗(東北大)、中嶋 大(関東学院大)

09:15 〜 09:30

[22a-F308-1] 4H-SiC SBD を用いた放射線誘起過渡電流測定による炭素線がん治療場での線量分布測定

〇(M1)新井 優大1,2、窪寺 敬1、山口 皐平1、横田 凌1、松本 卓巳1、大島 武2、牧野 高紘2、酒井 真理3、松村 彰彦3、加田 渉1、星乃 紀博4、土田 秀一4 (1.群馬大学理工、2.量研、3.群馬大重粒子、4.電中研)

キーワード:半導体検出器、ショットキーバリアダイオード、炭化ケイ素

重粒子がん治療技術はその高度化に伴い、より高度な線量評価が必要となっている。我々は、放射線耐性に優れた 4H-SiCショットキーバリアダイオードに着目し、半導体型線量計の検討を進めている。本研究では、リアルタイムでの放射線応答計測が可能な放射線誘起過渡電流(RIC)に着目し、炭素線治療場での測定体系を構築した。治療線量強度で炭素線を照射した状況下において、ブラッグピーク各深さにおいてRICを用いた線量分布測定が可能であった。