2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[22a-F308-1~10] 2.1 検出器デバイス開発

2022年3月22日(火) 09:15 〜 12:00 F308 (F308)

人見 啓太朗(東北大)、中嶋 大(関東学院大)

10:45 〜 11:00

[22a-F308-6] TlBr検出器を用いた加速器中性子による478 keV即発ガンマ線の検出

〇人見 啓太朗1、野上 光博1、渡辺 賢一2、小野寺 敏幸3、田中 浩基4、石井 慶造1 (1.東北大、2.九州大、3.東北工大、4.京都大)

キーワード:半導体検出器、臭化タリウム、BNCT

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)において、ホウ素が中性子と反応する際に放出される478 keVの即発ガンマ線を検出することで治療線量を評価する手法が提案されている。478 keVのガンマ線はバックグランドとして存在する511 keVのガンマ線とエネルギーが近いために、検出器には高いエネルギー分解能が求められる。本研究ではガンマ線吸収効率およびエネルギー分解能が高い臭化タリウム(TlBr)ガンマ線検出器を用いて加速器中性子源からの中性子による478 keV即発ガンマ線の検出を行った。