[22p-D316-1~16] 13.8 光物性・発光デバイス

△ [22p-D316-3] 狭帯域蛍光体開発のための局所構造の類似度を用いた探索手法

〇竹村 翔太¹、小山 幸典¹、中西 貴之¹、舟橋 司朗¹、広崎 尚登¹、池野 豪一²、武田 隆史¹ (1.物材機構、2.大阪府大工)

キーワード：狭帯域蛍光体、マテリアルズインフォマティクス、局所構造

8KTV用蛍光体として狭帯域発光を示す次世代のEu²⁺蛍光体が求められている。Eu²⁺の発光半値幅が最小になる理想的な局所構造は理論的に不明であるため、データ駆動型の蛍光体探索を行った。我々は局所構造の定量的な類似度を用いて、データベースから既知の狭帯域蛍光体が持つ局所構造と類似する局所構造を持つ結晶構造を探索した。その結果K₂ZnP₂O₇を見出し、K₂ZnP₂O₇:Eu²⁺蛍光体を合成したところ、狭帯域発光が観測された。