2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[22p-E204-1~13] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2022年3月22日(火) 13:30 〜 17:00 E204 (E204)

田中 貴久(東大)、岡 大地(東北大)

14:45 〜 15:00

[22p-E204-6] 変位電流評価法による電池用材料の電気特性評価

〇(M2)山本 星斗1、江草 俊2、石井 久夫1,3,4、田中 有弥1,3 (1.千葉大院融合、2.株式会社東芝、3.千葉大先進、4.千葉大MCRC)

キーワード:全固体電池、コバルト酸リチウム、電気測定

近年、高いエネルギー密度とパワーを有する全固体電池の実現に向けた研究開発が推進されている。これには固体電解質を含めた負極および正極材料の電子伝導度やイオン伝導度の向上も必要になるが、電池材料の電子物性を評価することは容易なことではなかった。これまで我々は有機発光ダイオード(OLED)用の材料を半導体層としたMetal-Insulator-Semiconductor (MIS)型素子を作製し、変位電流評価法(DCM)を適用することで、素子内のキャリアのダイナミクスを評価してきた。そこで本研究では、電池材料をMIS型素子に組み込み、DCMを適用することで電極/電池材料界面における接合・電気特性を評価した。