2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[22p-F308-1~13] 2.1 検出器デバイス開発

2022年3月22日(火) 13:30 〜 17:00 F308 (F308)

金 政浩(九大)、吉野 将生(東北大)

16:00 〜 16:15

[22p-F308-10] 地下トンネル工事を対象としたミュオグラフィによる防災システム(1)

〇岡本 直也1、川瀬 頌一郎1、金 政浩1、奥田 歩夢2 (1.九大総理工、2.九大工)

キーワード:ミュオグラフィ、地下トンネル、地中空洞

大規模トンネルを掘削する際によく用いられるシールド工法である。しかし、この手法による陥没事故が近年でも発生している。そこで我々は、シールドマシンにミュオン検出器を追従させ、リアルタイムで地中空洞を検知する防災システムを提案する。提案手法では、検出器が移動しつつ計測を行うため、空洞を発見できる十分な統計を得ることができるかを検証する必要がある。そこで、湊の式を用いて地中ミュオンフラックスを見積もり、検出器が移動しながら地中空洞を統計的有意に検知できるかを検討した。その結果、移動しながらの計測でも地中空洞を検知できることを示した。