2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[22p-F407-1~15] 1.1 応用物理一般・学際領域

2022年3月22日(火) 13:00 〜 17:15 F407 (F407)

藤川 知栄美(東海大)、松谷 晃宏(東工大)

13:15 〜 13:30

[22p-F407-2] QSGW法に基づいた局在f軌道の多極子励起解析

〇鈴木 雄大1、佐藤 和則1,2、小谷 岳生2,3 (1.阪大工、2.阪大 CSRN、3.鳥取大工)

キーワード:希土類発光、第一原理計算

第一原理計算では解析が困難な局在f軌道の多重項励起をQSGWを用いて非経験的に解析する手法を開発し, 第一原理計算に基づく希土類イオンの多重項励起構造の解析を行った。計算方法としては, 局在f軌道の多体ハミルトニアンの相互作用を第一原理計算の一手法であるQSGW法から得られた電子状態を元に決定した。QSGWから得られた電子状態をそのまま多体のハミルトニアンと比較は出来ないため, 平均場を用いて多体のハミルトニアンを一体問題にすることで比較した。このように求めた多体のハミルトニアンを解くことで, 固有値や多重項を求め, 希土類毎, 物質毎の多重項励起を議論する。