2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

[22p-F408-1~14] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2022年3月22日(火) 13:00 〜 16:45 F408 (F408)

梶原 浩一(都立大)、篠崎 健二(産総研)

14:30 〜 14:45

[22p-F408-7] 光非線形結晶化ガラスファイバの超低損失化

〇中村 拓真1、寺門 信明1、高橋 儀宏1、宮﨑 孝道1、藤原 巧1 (1.東北大院工)

キーワード:結晶化ガラス、Pockels効果、伝搬損失

光波制御素子の光ガラスファイバ網への高信頼導入には,ガラス材料をベースとしたファイバ型素子の開発が望まれる.これまでに,ガラスファイバの結晶化により元来持ちえない恒久的な光波制御能を実証したが,結晶化後に生じる空孔の影響から10 dB/cmを超える光伝搬損失が課題であった.そこで本研究では,屈折率整合した非晶質相で空孔を充填する発想に基づき,既往の光学材料に比肩する1 dB/cm以下の伝搬損失の獲得に取り組んだ.