2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

FS フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」 » FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

[23a-E102-1~8] FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

2022年3月23日(水) 09:00 〜 11:30 E102 (E102)

丸亀 孝生(東芝)、佐藤 昇男(NTT)

09:45 〜 10:00

[23a-E102-3] 遺伝的アルゴリズム(GA )と非平衡グリーン関数と組み合わせた量子カスケードレーザの発光層膜構造の適正化

〇高木 茂行1、谷村 景貴1、角野 努2、橋本 玲2、金子 桂2、斎藤 真司2 (1.東京工科、2.東芝)

キーワード:量子カスケードレーザ、非平衡グリーン関数、遺伝的アルゴリズム

量子カスケードレーザ QCL は,赤外 域 からTHz 領域までの光が得られる半導体 レーザである。レーザの波長・効率は,量子井戸を形成する Active layer の膜構造で決まり、その 適正化 が重要である。レーザ発振のゲイン計算には非平衡グリーン関数を組み込んNextnano.QCLを用い、遺伝的アルゴリズムによる最適化にはmodeFRONTIERを用い、両者を組み合わせて適正化を行った。1000回の最適化計算による、ゲインを50.01から78.44 cm-1に高める適正化構造が得られた。