2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[23a-E203-1~11] 17.1 カーボンナノチューブ,他のナノカーボン材料

2022年3月23日(水) 09:00 〜 12:00 E203 (E203)

森本 崇宏(産総研)

09:30 〜 09:45

[23a-E203-3] キャリアガスによるSWCNT成長中のCo触媒の化学状態への影響:その場XAFS測定による分析

〇柄澤 周作1、山本 大貴1、サラマ カマル2、才田 隆広1,2、成塚 重弥1、丸山 隆浩1,2 (1.名城大理工、2.名城大ナノマテ研)

キーワード:カーボンナノチューブ、XAFS、CVD

キャリアガスの違いによって昇温中、SWCNT成長中にCo触媒の化学状態にどのような影響を与えるかを調べた。Ar、Ar/H2、Ar/O2を用いることで成長開始直前のCoの化学状態に変化が現れ、成長中の化学状態にも変化が生じた。Arを用いると成長中にCoのほとんどが炭化しており、Ar/O2、Ar/H2の順番で成長中のCoの炭化量が減少していた。SWCNTの成長量を比べるとAr/O2を用いた時が最も多かった。