2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[23a-F307-1~9] 2.2 放射線物理一般・放射線応用・発生装置・新技術

2022年3月23日(水) 09:00 〜 11:30 F307 (F307)

渡辺 賢一(九大)、藤原 健(産総研)

09:30 〜 09:45

[23a-F307-3] [第51回講演奨励賞受賞記念講演] カスケード核種の角度相関変化を利用した量子pHセンシング技術の検討

〇泉水 史樹1、上ノ町 水紀2、島添 健次1,3、ZHONG ZHIHONG1、鎌田 圭4、富田 英生3,5、高橋 浩之1 (1.東大、2.理研、3.JSTさきがけ、4.東北大、5.名古屋大)

キーワード:量子センシング、角度相関、カスケード核種

カスケード核種であるIn-111から放出される2本のγ線には角度相関があり、これは原子核周辺のpHなど局所周辺環境により変化する。dToTシステムを利用したγ線検出を利用し、イメージングによる位置分解と角度相関変化によるpH分解の同時取得に成功した。本公演ではさらに角度相関変化原因が化学形態の変化であるとした仮説の検証、「火」の文字型ファントムによる微細サンプルの識別実験についても触れる。