[23a-F307-1~9] 2.2 放射線物理一般・放射線応用・発生装置・新技術

[23a-F307-9] スペクトル定量法とそのβ線、γ線スペクトルへの適用

〇大島 真澄¹、後藤 淳²、早川 岳人³、金 政浩⁴、鈴木 勝行¹、沈 海鋒¹、佐野 友一¹、篠原 宏文¹ (1.分析センター、2.新潟大、3.量研機構、4.九大総理工)

キーワード：液体シンチレーションスペクトル、ガンマ線スペクトル、スペクトル定量法

我々は今回、放射線スペクトル全体を利用する新たなスペクトル定量法を開発し、液体シンチレーションカウンタ（LSC）、NaIおよびGe検出器により得られたスペクトル分析に適用した。¹³⁷Cs, ²²Na等6核種を用いた​LSCおよびγ線解析で、各々3x10³Bq¹³⁷Cs 、10⁴Bqの²²Na, ⁶⁰Co核種の存在下で、1/100強度の他の核種を各々約30％、20%以下の相対精度で定量できることがわかった。