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[23p-E101-9] WS2ナノチューブにおけるバルク光起電力効果
キーワード:遷移金属カルコゲナイド、バルク光起電力効果、ナノチューブ
代表的な二次元物質である遷移金属カルコゲナイド(TMD)は、対称性の制御によってその物性が大きく変化する。対称性の制御は、層数を変化させる、任意の順番・角度で結晶を積層したvan der Waalsヘテロ構造を作る、さらには、二次元の枠を超えてチューブ構造を導入すること等で実現できる。我々は、TMDの一種であるWS2のナノチューブにおいて、p-n接合を用いずに発電可能なバルク光起電力効果を発見した。今回はこの結果について詳しく紹介する。