2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 一次元・二次元融合物質系:ナノチューブ・原子層・ヘテロ積層の科学

[23p-E101-1~10] 一次元・二次元融合物質系:ナノチューブ・原子層・ヘテロ積層の科学

2022年3月23日(水) 13:30 〜 17:30 E101 (E101)

野内 亮(阪府大)、守谷 頼(東大)

16:55 〜 17:25

[23p-E101-9] WS2ナノチューブにおけるバルク光起電力効果

〇張 奕勁1 (1.東大生研)

キーワード:遷移金属カルコゲナイド、バルク光起電力効果、ナノチューブ

代表的な二次元物質である遷移金属カルコゲナイド(TMD)は、対称性の制御によってその物性が大きく変化する。対称性の制御は、層数を変化させる、任意の順番・角度で結晶を積層したvan der Waalsヘテロ構造を作る、さらには、二次元の枠を超えてチューブ構造を導入すること等で実現できる。我々は、TMDの一種であるWS2のナノチューブにおいて、p-n接合を用いずに発電可能なバルク光起電力効果を発見した。今回はこの結果について詳しく紹介する。