2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

FS フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」 » FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

[23p-E102-1~14] FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

2022年3月23日(水) 13:30 〜 17:15 E102 (E102)

田中 啓文(九工大)、葛西 誠也(北大)

15:15 〜 15:30

[23p-E102-8] イオン液体リザバーの相補的かつ協調的な学習による性能向上

〇荒井 朝陽1、高 相圭1、小出 太貴1、佐藤 蓮太1、大平 一路1、木下 健太郎1 (1.東京理科大理)

キーワード:並列リザバー、緩和時定数、イオン液体

生体信号の発生に関わるイオン拡散ダイナミクスとの時間的類似性に着目し、イオン液体(IL)の誘電緩和を利用したIL物理リザバー研究に取り組んだ。複素インピーダンス法により明らかになった緩和時定数(τ)とIL粘性率の関係を利用して、入力信号の時間スケールとτの適切なマッチングを取ることで、学習精度の向上が確認された。当日は、τの異なるリザバーを並列に使用する、相補的かつ協調的な学習について議論を行う。