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[23p-E104-2] スパイクタンパク質の残基間相互作用エネルギーのテンソル分解による解析
キーワード:フラグメント分子軌道法、新型コロナウイルス、テンソル分解
私たちは、これまで「富岳」を使った大規模なFMO計算によってSARS-CoV-2のスパイクタンパク質に関する相互作用解析を行ってきました。今回は、3本のタンパク質鎖から成るこのタンパク質内部の残基間相互作用の膨大なデータをテンソル分解によってコンパクトに解析した結果を発表します。本解析によって、構造安定性に重要な残基群が同定されました。なお、当該の内容はAppl. Phys. Expressに出版済でスポットライト論文に選定されています(15 (2021) 017001)。