2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.9 化合物太陽電池

[23p-E106-1~19] 13.9 化合物太陽電池

2022年3月23日(水) 13:30 〜 18:45 E106 (E106)

荒木 秀明(長岡高専)、渡辺 健太郎(東大)

13:45 〜 14:00

[23p-E106-2] 分子線エピタキシー成長による ZnTe 光電極を用いた 水の還元反応の評価

〇(M1)堤 龍介1、斎藤 勝彦1、郭 其新1、池田 茂2、田中 徹1 (1.佐賀大学大学院、2.甲南大学)

キーワード:光触媒、ZnTe、MBE

太陽光と水を利用して水素を生成する人工光合成は,次世代のエネルギー創製技術として大きな期待が寄せられている.しかしながら,TiO2などの酸化物半導体の多くはバンドギャップが大きいことから,太陽光に5%程度しか含まれない紫外線によってのみ水素生成が可能となっており,効率が上がらないことが問題点として挙げられる.バンドギャップ2.26eVの直接遷移型半導体である ZnTeは,本質的にp型の伝導性を示し,伝導帯下端が水の還元電位よりも高エネル ギー側に位置するため,水素発生に適した光電極材料として有望と考えられるが,これまでに試料構造を検討した研究例は少ない.本研究では,種々の構造を有する ZnTe 薄膜を光電極として用い,水の還元反応の評価を行った.