2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » トポロジカル材料科学の拓く新機能・新物性

[23p-E201-1~6] トポロジカル材料科学の拓く新機能・新物性

2022年3月23日(水) 13:15 〜 16:30 E201 (E201)

村上 修一(東工大)、村木 康二(NTT)

13:15 〜 13:45

[23p-E201-1] トポロジカル半金属における新しい非散逸伝導機能の開拓

〇打田 正輝1 (1.東工大理)

キーワード:トポロジカル物質、トポロジカル半金属

トポロジカル半金属は、将来のデバイス利用が期待されるトポロジカル材料の一つである。我々は、トポロジカル半金属Cd3As2の高品質薄膜を作製し、ワイル軌道と呼ばれる三次元的な量子ホール伝導状態の実証に成功した。この結果は、面直方向への三次元的な非散逸伝導や、二つの離れた表面状態の間における非局所量子相関が新たに実現していることを示している。講演では、このワイル軌道に基づく新しい非散逸伝導機能の可能性について議論する。