2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[23p-E204-1~13] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2022年3月23日(水) 13:30 〜 17:00 E204 (E204)

近松 彰(お茶の水女子大)、大口 裕之(芝浦工大)

13:30 〜 13:45

[23p-E204-1] [第51回講演奨励賞受賞記念講演] Liイオン脱挿入による強相関電子系遷移金属酸化物薄膜の物性変調

〇矢島 達也1、張 書馨1、佐藤 礼1、相馬 拓人1、大友 明1,2 (1.東工大物質理工、2.元素戦略)

キーワード:強相関電子系、インターカレーション、エピタキシャル薄膜

遷移金属酸化物へのLiイオン脱挿入反応は,強相関電子系遷移酸化物のキャリア数を大量に制御するツールになりうる.しかし不均一な反応性や結晶性の欠如が問題であった.我々はエピタキシャル薄膜へのLiイオン脱挿入反応とin-situ物性測定により,様々な材料系において均一なキャリアドープの実現と本質的な物性の解明に取り組んできた.本講演ではこれまでに我々が行った電子状態変調について総括する.