2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.2 探索的材料物性・基礎物性

[23p-F308-1~14] 13.2 探索的材料物性・基礎物性

2022年3月23日(水) 13:15 〜 17:00 F308 (F308)

立岡 浩一(静大)、山口 憲司(量研機構)

16:00 〜 16:15

[23p-F308-11] リンイオン注入によるn+層の形成とMg2Si-PDの分光感度特性

〇中村 陸斗1、鵜殿 治彦1 (1.茨城大院)

キーワード:マグネシウムシリサイド、フォトダイオード、イオン注入

我々は、短波長赤外センサ用にMg2Si- pn接合フォトダイオード(PD)を開発している[1]。今後イメージングデバイス化を目指すにあたり、裏面入射型PDの形成プロセスを検討しており、裏面のn+層の形成温度の低温化が課題の一つになっている[2]。これまで、リンイオン注入と低温熱処理で裏面n+層の形成を実現し、そのMg2Si- pn接合PDにおいて良好な電流電圧(I-V)特性が得られ、分光感度を示すことを報告している[3]。今回、作製したPDの分光感度特性の詳細な解析を行ったので報告する。