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[23p-F308-11] リンイオン注入によるn+層の形成とMg2Si-PDの分光感度特性
キーワード:マグネシウムシリサイド、フォトダイオード、イオン注入
我々は、短波長赤外センサ用にMg2Si- pn接合フォトダイオード(PD)を開発している[1]。今後イメージングデバイス化を目指すにあたり、裏面入射型PDの形成プロセスを検討しており、裏面のn+層の形成温度の低温化が課題の一つになっている[2]。これまで、リンイオン注入と低温熱処理で裏面n+層の形成を実現し、そのMg2Si- pn接合PDにおいて良好な電流電圧(I-V)特性が得られ、分光感度を示すことを報告している[3]。今回、作製したPDの分光感度特性の詳細な解析を行ったので報告する。