2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[23p-P04-1~5] 6.1 強誘電体薄膜

2022年3月23日(水) 13:30 〜 15:30 P04 (ポスター)

13:30 〜 15:30

[23p-P04-3] BiFeO3-LaAlO3系固溶体薄膜の焦電特性

〇泉 宏和1、吉村 武2、藤村 紀文2 (1.兵庫工技セ、2.大阪府大院)

キーワード:BiFeO3、焦電効果、固溶体

強誘電体は圧電性だけでなく焦電性も示し、焦電センサへの応用のほか、分極を温度と電場で変化させることでエネルギーを取り出す焦電発電なども提案されている。本研究では、BiFeO3-LaAlO3系固溶体薄膜の焦電特性の評価を行った。(BiFeO3)0.7(LaAlO3)0.3は、一軸配向した単相のペロブスカイト相に結晶化しており、比誘電率の温度依存性からキュリー温度は約510Kと見積もられた。また、290Kおよび340KでP-E履歴曲線を測定したところ、温度変化による分極量の変化を確認することができた。