2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.3 層状物質

[24a-E102-1~10] 17.3 層状物質

2022年3月24日(木) 09:00 〜 11:45 E102 (E102)

中野 匡規(東大)

09:30 〜 09:45

[24a-E102-3] W前駆体としてn-BuNC-W(CO)5を用いた低温有機金属化学気相成長法によるWS2の作製

〇張 桐永1、町田 英明3、石川 真人3、須藤 弘3、若林 整4、横川 凌1,2、澤本 直美1,2、小椋 厚志1,2 (1.明治大、2.再生可能エネルギー研究インスティテュート、3.気相成長株式会社、4.東工大)

キーワード:WS2、MOCVD、低温成膜

二硫化タングステン(WS2)は代表的な二次元積層材料であり、適度に広いバンドギャップ(単層 : 2.03 eV、バルク: 1.32 eV)や優れた安定性などの好ましい性質から、様々な分野での応用研究が活発に行われている。特に、大面積、数層のWS2は、次世代LSIのMOSFETのチャネル材料として高い可能性を持っている。本研究ではタングステン前駆体としてn-BuNC-W(CO)5を、硫黄前駆体として(t-C4H9)2S2を用いWS2成膜を行い、およびその特性を評価した。