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[24a-E102-5] 簡易熱化学気相成法による二硫化タングステンの合成と薄膜化
キーワード:半導体、二次元材料、遷移金属ダイカルコゲナイド
6族の遷移金属ダイカルコゲナイド(transition metal dichalcogenide: TMDC)の多くは半導体であり、その二次元構造や高いキャリア移動度を持つことから、ガスセンサーや電子デバイスなどへの応用が期待されている[1,2]。これらの材料は一般に、熱化学気相(CVD)や原子層体積(ALD)法など高価な真空装置や、長時間高温熱処理が必要なことから、デバイス作製へのハードルは大きい。本研究では二硫化タングステン(WS2)に注目し、低コストかつ簡便に薄膜状に作製可能な方法として、小型のステンレス密閉容器を用いた熱CVD法を採用した。