2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[24a-E203-1~10] 23.1 合同セッションN「インフォマティクス応用」

2022年3月24日(木) 09:00 〜 11:45 E203 (E203)

沓掛 健太朗(理研)、志賀 元紀(岐阜大)

10:00 〜 10:15

[24a-E203-5] フラグメント結合による新規分子構造生成とリチウムイオンバッテリー用有機活物質の探索

〇(B)本間 友1、小川 秀之2、松井 弘之1 (1.山形大 ROEL、2.昭和電工マテリアルズ(株))

キーワード:リチウムイオンバッテリー、マテリアルズインフォマティクス

リチウムイオンバッテリーは、鉛蓄電池やニッケル鉄電池と比べてエネルギー密度や起電力が大きいという特徴があり、スマートフォンから電気自動車まで多様な機器の電源として利用されている。しかし、リチウムイオンバッテリーの正極活物質には、高価かつ希少なコバルトやニッケル等のレアメタルを含むものが用いられる。そのため、代替材料としてレアメタルフリーで重量エネルギー密度が大きい有機正極活物質が研究されている。本研究では、データベース上から分子の部分構造(フラグメント)を抽出し、それらを結合することにより新たな分子構造を生成し、その放電特性の理論計算を網羅的に行うことで新規有機活物質の探索を行った。