2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.4 熱電変換

[24a-E205-1~11] 9.4 熱電変換

2022年3月24日(木) 09:00 〜 12:00 E205 (E205)

都甲 薫(筑波大)、中村 芳明(阪大)

11:45 〜 12:00

[24a-E205-11] トムソン効果を用いた絶対ゼーベック係数と熱伝導率の測定

〇天谷 康孝1、島崎 毅1、大川 顕次郎1、河江 達也2、藤木 弘之1、金子 晋久1 (1.産総研、2.九州大学)

キーワード:熱電効果、熱電材料、材料評価

熱電材料の性能は、電気抵抗率、熱伝導率、ゼーベック係数の3つの輸送係数から定義される性能指数の大小により比較する。一般に性能指数の導出には手間と時間を要するため、単一試料かつ一台の装置で性能指数を導出できうる交流ハーマン法や交流インピーダンス法などのペルチェ効果を活用した簡便な手法が研究されている。今回、我々はトムソン効果を用い絶対ゼーベック係数と熱伝導率を一括して導出可能な手法を考案したので報告する。