2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート

[24a-F408-1~8] 9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート

2022年3月24日(木) 09:00 〜 11:15 F408 (F408)

長島 一樹(東大)

09:00 〜 09:15

[24a-F408-1] [第51回講演奨励賞受賞記念講演] SAM修飾ナノワイヤセンサにおけるアルキル鎖の寄与の重水素化SAMによる解明

〇山口 優1、中村 健太郎2、細見 拓郎1,3、高橋 綱己1,3、長島 一樹1,3、田中 航1、金井 真樹2、柳田 剛1,2 (1.東大院工、2.九大先導研、3.JSTさきがけ)

キーワード:自己組織化単分子膜、赤外分光法、分子センシング

我々は最近、アルキルホスホン酸SAMを修飾したZnOナノワイヤセンサが、脂肪族アルデヒドを高感度に検出することを見出した。しかし、反応性に乏しいはずのアルキル鎖がセンサ性能にどのように寄与しているのかは未解明であった。本研究では、SAM構成分子としてアルキル鎖が完全に重水素化されたホスホン酸を用いることで、SAMと反応分子を分光的に区別可能にし、SAMに取り込まれた分子の挙動追跡を試みた。