2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.4 熱電変換

[24p-E205-1~18] 9.4 熱電変換

2022年3月24日(木) 13:30 〜 18:30 E205 (E205)

小矢野 幹夫(北陸先端大)、林 慶(東北大)、松下 祥子(東工大)

17:00 〜 17:15

[24p-E205-13] 三次電池の放電容量と酸化還元電位の電荷微分との相関

〇守友 浩1、島浦 洋介1、柴田 恭幸2 (1.筑波大学数理、2.海洋大応物)

キーワード:熱エネルギーハーベスト、三次電池、放電容量

我々は、エネルギーハーベスト技術の一つとして、酸化還元電位の温度係数(α)を活用した「三次電池」を提案している。「三次電池」の電池としての重要な性能指標は、(1)熱起電力Vcellと(2)放電容量Qcellである。三次電池の容量は、放電曲線の幾何学より、放電容量はΔT (α+-)/[β+/r-β-/(r-1)]と表すことができる。ここで、βの酸化還元電位の電荷係数であり、rは全活物質に対する正極活物質の割合である。本研究の目的は、βの異なる活物質を用いた三次電池のQcellを評価し、Qcellとβとの関係を明らかにすることである。