2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 放射線誘起蛍光体の基礎と応用

[24p-F307-1~8] 放射線誘起蛍光体の基礎と応用

2022年3月24日(木) 13:00 〜 17:15 F307 (F307)

藤本 裕(東北大)、河口 範明(奈良先端大)

14:30 〜 15:00

[24p-F307-4] 【注目講演】シンチレータの神経科学分野への応用

〇山下 貴之1 (1.藤田医大医)

キーワード:シンチレータ、X線、神経細胞

私たちは、神経科学分野にシンチレータを初めて応用し、遠隔的に脳機能を操作する新しい手法である「X線光遺伝学」を開発した。本手法は、生体を透過するX線を照射し、生体内に予め埋め込んだシンチレータ粒子の発光を誘導することで、シンチレータ粒子周辺に発現させた光感受性タンパク質を活性化する手法である。X線光遺伝学は神経科学分野での利用のみならず、次世代の低侵襲治療法として発展する可能性を秘めている。