[24p-P02-1~14] 12.2 評価・基礎物性

[24p-P02-11] ナノ・マランゴニ効果を用いた有機アモルファス膜の表面Tg領域評価Ⅱ

〇(B)山林 恵士¹、小谷 和馬¹、辻岡 強¹ (1.大阪教大)

キーワード：表面ガラス転移点、マランゴニ効果、ジアリールエテン

表面ガラス転移点Tgは有機デバイスにおいて重要な物性である。本研究では様々な有機膜にヘテロ分子ルブレンを微量蒸着し、ナノ・マランゴニ効果を用いて表面Tg領域を評価した。表面の多孔質化は、ルブレンとの混合で表面張力が変化するフォトクロミック・ジアリールエテンで観察され、変化しないNPBなどで観察されなかった。従って、本手法により 任意の有機膜の表面Tg領域を評価するには、適切なヘテロ分子材料の選択が必要となる。