2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

13 半導体 » 13.9 化合物太陽電池

[24p-P03-1~9] 13.9 化合物太陽電池

2022年3月24日(木) 13:30 〜 15:30 P03 (ポスター)

13:30 〜 15:30

[24p-P03-7] 高活性SrTiO₃水分解光触媒の合成:希土類酸化物の添加効果

〇岡本 陸1、池田 茂1、木村 昭1、富澤 亮太2、増田 泰造2、奥村 健一2 (1.甲南理工、2.トヨタ自動車)

キーワード:半導体、光触媒、水分解

半導体粉末の光触媒作用を利用した水の分解反応は、低コストかつクリーンな水素生成技術として期待されている。様々な粉末光触媒が研究されている中で、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)をベースとする光触媒は、フラックス処理によるバルク構造の制御および表面触媒サイトの最適化によって、見かけの量子収率(AQY)が100%に近い値を示すことが最近報告されている。われわれは、各社から得られるSrTiO3粉末を用いて高AQYの再現を試みた結果、用いるSrTiO3原料によってAQYが変動し、高AQYを得るための光触媒合成条件の再検討が必要であった。ここでは、市販SrTiO3原料を用いて高AQYを実現するための条件検討として、フラックス処理条件の最適化およびフラックス剤への希土類酸化物の添加効果を調べた結果を報告する。