2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.5 レーザー装置・材料

[24p-P05-1~6] 3.5 レーザー装置・材料

2022年3月24日(木) 16:00 〜 18:00 P05 (ポスター)

16:00 〜 18:00

[24p-P05-1] テーパファイバを用いた太陽光励起によるエルビウム添加ファイバ中の1550 nm光生成に関する研究

滝本 和哉1、〇曽根 宏靖1、古瀬 裕章1、中村 真毅2 (1.北見工大、2.茨城大工)

キーワード:太陽光励起、エルビウム添加光ファイバ、テーパファイバ

光通信用の1550 nm 帯のレーザ光を効率良く増幅できる装置として、エルビウム添加光ファイバ(EDF)増幅器(EDFA)が広く用いられている。EDFの吸収波長としては、主に半導体レーザ(LD)光からの 980 nm や 1480 nm の波長が用いられているが、可視波長域でも吸収は可能である。我々は、この点に注目し調査してきた。これまで、マルチモードコア径のEDF(MM-EDF)を用いていたが、シングルモードコア径のEDF(SM-EDF)では、光強度が充分に得られず1550 nm帯での放出光は得られていなかった。そこで今回は、コア径が大径から小径へと変化するテーパファイバ(TF)をSM-EDF前段に用いることで太陽光強度の増大化を図り、1550 nm帯の放出光が得られたのでそれらの結果について報告する。