2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.3 層状物質

[25a-E102-1~5] 17.3 層状物質

2022年3月25日(金) 09:45 〜 11:00 E102 (E102)

日比野 浩樹(関学大)

09:45 〜 10:00

[25a-E102-1] バルクCaSi2への準安定相導入による熱電出力因子増大

〇寺田 吏1、石部 貴史1、Nguyen Tien Quang2、佐藤 和則2、中村 芳明1 (1.阪大院基礎工、2.阪大院工)

キーワード:シリセン、熱電変換、シリサイド

グラフェンを超える特性を示し得る材料としてシリセンが様々な分野で注目されている。特に、シリセンのバックリング構造を変調することで、様々な特性を制御することが期待されている。本研究では、シリセンを結晶に内包するCaSi2に着目し、準安定相を導入することでシリセンバックリング構造が変化し、熱電特性が制御可能であることを発見した。本講演では、準安定相導入がもたらす熱電出力因子増大機構について実験・理論両面から詳述する。