2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.10 光量子物理・技術

[25p-D214-1~17] 3.10 光量子物理・技術

2022年3月25日(金) 13:00 〜 17:30 D214 (D214)

小関 泰之(東大)、俵 毅彦(日大)

13:00 〜 13:15

[25p-D214-1] 光注入同期を用いた連続量量子鍵配送

〇井伊 優貴1、大森 春輝1、武藤 遼1、平野 琢也1 (1.学習院大学)

キーワード:量子鍵配送、量子暗号

連続量量子伴配送 (CV-QKD)では、ホモダイン検出によって、微弱な信号光の直交位相振幅を測定する。局部発振光 (Local Oscillator: LO光)と同じモードの信号光のみが感度良く検出されるので、通常の光通信との共存が容易という特徴がある。従来、LO光をAliceからBobに送信する実装が行われてきたが、伝送距離が長くなると光損失によりLO光の強度が小さくなり、信号対雑音比が悪化する問題があった。そのため、Bob側にLO光源を設置する実装 (Local LO) について研究が行われている。本発表では、光注入同期を用いて位相同期を行う量子伴配送システムの原理検証の結果を報告する。