2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[25p-E105-1~14] 8.4 プラズマライフサイエンス

2022年3月25日(金) 13:30 〜 17:15 E105 (E105)

林 信哉(九大)、橋爪 博司(名大)

14:00 〜 14:15

[25p-E105-3] 大気圧プラズマによる細胞膜形状変化と遺伝子導入の相関

北崎 竜也1、小林 未明2、朝日 通雄2、〇熊谷 慎也1 (1.名城大、2.大阪医科薬科大)

キーワード:大気圧プラズマ、遺伝子導入、細胞膜

非熱平衡大気圧プラズマは生物学や医療の分野への応用に向けて活発に研究されている。その一例として、物質導入がある。プラズマを細胞に照射することで、高効率で遺伝子やタンパク質を導入できることが報告されているが、導入機序には不明な点が多くある。導入機序の解明には、目的の物質が細胞内に導入される過程を明らかにする必要がある。我々はこれまでに走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、プラズマを照射した際に細胞膜に形成される孔構造を観察し、物質導入との相関を検討してきた。本研究では、プラズマの照射強度と細胞の増殖率との相関から遺伝子導入に適した条件を明らかにし、緑色蛍光たんぱく質(GFP)をコードしたプラスミドの導入を試みたので報告する。