2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.2 カーボン系薄膜

[25p-E204-1~17] 6.2 カーボン系薄膜

2022年3月25日(金) 13:30 〜 18:15 E204 (E204)

岩崎 孝之(東工大)、徳田 規夫(金沢大)、森下 弘樹(京大)、渡邊 幸志(産総研)

17:15 〜 17:30

[25p-E204-14] ダイヤモンドNVセンター15N核スピン歳差運動の静磁場-NV軸間角度依存性

〇(M1)東 勇佑1、渡邊 幸志2、柏谷 聡3、野村 晋太郎1 (1.筑波大数理物質、2.産総研、3.名古屋大工)

キーワード:ダイヤモンドNVセンター、核スピン、量子センシング

NVセンター電子スピン及び15N核スピンは,静磁場B0軸回りの歳差運動を行うが,15N核スピンが横方向の外部磁場と超微細相互作用によって遷移が駆動される場合,外部磁場依存の電子スピンから感じる有効磁場と異方性により,外部磁場から受ける影響が大きくなる.我々は,超微細相互作用を利用した15N核スピンの初期化を試みてきたが,その初期化を行うための15N核スピンRabi振動の周波数が歳差運動の影響を強く受けているため,本研究では15N核スピンがNV軸と静磁場B0のずれによりどのような挙動を示すか詳細に調べ,15N核スピンをより正確かつ迅速に制御する方法を模索する.