2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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CS コードシェアセッション » 【CS.9】 13.7 化合物及びパワーデバイス・プロセス技術・評価、15.6 IV族系化合物(SiC)のコードシェアセッション

[25p-E301-1~8] CS.9 13.7 化合物及びパワーデバイス・プロセス技術・評価、15.6 IV族系化合物(SiC)のコードシェアセッション

2022年3月25日(金) 13:00 〜 15:15 E301 (E301)

原田 俊太(名大)

13:30 〜 13:45

[25p-E301-3] Al濃度1020cm-3台前半でのp型4H-SiC CVDエピ膜の 結晶性と電気特性との関係

〇(M2)近藤 佑樹1、日高 淳輝1、松浦 秀治1、紀 世陽2、江藤 数馬2、児島 一聡2、加藤 智久2、吉田 貞史2、奥村 元2 (1.大阪電通大、2.産総研)

キーワード:半導体、シリコンカーバイド、可変領域ホッピング伝導

SiCを用いたオン抵抗の低いパワーデバイスであるnチャネルIGBTの実用化のため、p型4H-SiCの電気的特性を調べてきた。Al濃度が1.8×1020 cm-3から3.5×1020 cm-3の高濃度試料において、抵抗率の温度依存性より、低温域では可変領域ホッピング (VRH) 伝導が支配的であり、Al濃度の増加に伴って抵抗率の温度依存性の傾きから見積もったフェルミ準位付近の局在準位密度が増加することを明らかにした。本研究では、フェルミ準位付近の局在準位密度と局在準位が現れる原因の一つである結晶の周期構造の乱れとして格子面間隔の揺らぎを調べるため、XRD測定を行い、c面の格子面間隔の揺らぎの目安を算出し、フェルミ準位付近の局在準位密度とc面の格子面間隔の揺らぎの関係について議論する。