2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 フォトニック構造・現象

[25p-E303-1~13] 3.11 フォトニック構造・現象

2022年3月25日(金) 13:30 〜 17:15 E303 (E303)

高橋 和(大阪府立大)、北村 恭子(京都工繊大)

16:15 〜 16:30

[25p-E303-10] 中赤外面発光型量子カスケードレーザの遠方場の偏光依存性

〇迫田 和彰1、姚 遠昭1、池田 直樹1、杉本 喜正1、間野 高明1、小山 広美1、黒田 隆1、谷村 景貴2、高木 茂行2、橋本 玲3、角野 努3、金子 桂3、斎藤 真司3 (1.物材機構、2.東京工科大、3.東芝)

キーワード:量子カスケードレーザー、遠方場、偏光依存性

発表者らはこれまでに,フォトニック結晶(PC)共振器を有する中赤外量子カスケードレーザを開発し,面発光単一モード発振を観測した。単位構造が円柱ピラーの正方格子PC の場合,レーザ光の遠方場は広がり角が2度以下のドーナツ形状であった。この発表では,この遠方場に偏光依存性が有ること,および,その依存性の測定からレーザ発振を引き起こす共振モードが同定できたことを報告する。偏光依存性の理論解析は1次のk・p摂動法で行った。