2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.4 生体・医用光学

[25p-P08-1~4] 3.4 生体・医用光学

2022年3月25日(金) 16:00 〜 18:00 P08 (ポスター)

16:00 〜 18:00

[25p-P08-2] 偏光分解SHG顕微鏡を用いた目周り皮膚コラーゲンの配向解析

〇小倉 有紀1、長谷 栄治2、南川 丈夫2、安井 武史2 (1.資生堂みらい開発研究所、2.徳島大ポストLEDフォトニクス研究所)

キーワード:コラーゲン、SHG、第2高調波発生

目周りの皮膚は,他の部位とは異なり,目の周囲全体を覆う筋肉(眼輪筋)が皮膚直下に配置され,スムーズな目周りの動きに対応できるように非常に薄い.また繰り返してもたらされる動的負荷によって,皮膚自体が変形してシワなどの形状変化が発生するのが特徴である.加齢に伴う目の下の小ジワ,目尻の大ジワはよく知られるところであるが,皮膚内部の組織が,どのように変化するかについては不明であった.そこで我々は皮膚の主成分である真皮コラーゲンに着目し,目周り組織内のコラーゲン線維がどのように構造変化するのかを第2高調波発生(SHG)顕微鏡を用いて詳細な解析を行った.