[26a-E204-1~9] 3.4 生体・医用光学

△ [26a-E204-3] 無機材料認識ペプチド分子のギャップモード探針増強ラマン分光

〇沖村 あかり^1,2、加藤 遼^1,2、矢野 隆章^1,2、田中 拓男^1,2 (1.徳島大学pLED、2.理研)

キーワード：探針増強ラマン分光、プラズモニクス、材料認識ペプチド

探針増強ラマン散乱（TERS: Tip-Enhanced Raman Scattering）分光法は、金属探針先端に生じるナノサイズの局在光を利用し、単一分子の感度で光の回折限界を超えたナノスケールの空間分解能を有するラマン分光法として注目されている。本研究では、金属探針と金属基板間のナノギャップに形成される巨大な電場増強効果を利用して、無機材料認識ペプチドの単一分子TERS分光を実現し、その認識（吸着）メカニズムをナノ分光学的に解明した。