[26a-E204-1~9] 3.4 生体・医用光学

[26a-E204-5] 誘導ラマン散乱によるヒト皮膚のCH伸縮・OH伸縮振動イメージング

〇(M2)浅沼 将人¹、水口 高翔¹、二宮 真人²、江川 麻里子²、小関 泰之¹ (1.東大院工、2.資生堂)

キーワード：誘導ラマン散乱、CH伸縮振動、OH伸縮振動

誘導ラマン散乱(SRS)顕微法で乾燥したヒト角層(SC)およびリン酸緩衝生理食塩水(PBS)の2900cm^-1~3200cm^-1におけるSRSスペクトルを計測し、CH伸縮領域とOH伸縮領域の同時イメージングを行った。これらのスペクトルを基底をとしてPBSを浸透させたSCのSRS分光イメージング結果に対し疑似逆行列演算を利用した成分分離を行うことで、SCおよびPBSの空間分布とPBSがSC内に局所的に浸透することを明らかにした。