2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 フォトニック構造・現象

[26a-E303-1~10] 3.11 フォトニック構造・現象

2022年3月26日(土) 09:15 〜 12:00 E303 (E303)

岩本 敏(東大)、新家 昭彦(NTT)

09:45 〜 10:00

[26a-E303-3] 連続媒質における光の非エルミートスキン効果

〇(P)養田 大騎1、森竹 勇斗2,3、横溝 和樹4、村上 修一2,5、納富 雅也1,2,6 (1.NTT物性研、2.東工大理、3.JSTさきがけ、4.理研、5.TIES、6.NTT NPC)

キーワード:トポロジカルフォトニクス、非エルミート、スキン効果

近年損失や増幅のある非エルミート系における新しい物理現象が盛んに研究されており、その一つとして非エルミートスキン効果(NHSE)がある。しかし、これまでのNHSEの研究ではタイトバインディング模型等で記述される離散的な系のみを扱っており、フォトニック結晶などの微分方程式で記述される系ではほとんど議論されてこなかった。今回我々は一様な連続媒質においても、NHSEが生じることを初めて見出した。このNHSEの発現において誘電率に異方性が必要となるが、磁気光学効果による非相反性は不要であることも明らかにした。