2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[26a-P04-1~17] 12.1 作製・構造制御

2022年3月26日(土) 09:30 〜 11:30 P04 (ポスター)

09:30 〜 11:30

[26a-P04-17] スプレートリートメントを用いたMAPbI3層への後処理の検討

〇田中 一成1、一野 祐亮1、森 竜雄1、清家 善之1 (1.愛知工大)

キーワード:ペロブスカイト太陽電池

ペロブスカイト太陽電池(PSC)は、フレキシブルで低コストの太陽電池の作製が可能であるため次世代の太陽光発電として期待されている。PSCのフレキシブル化を考えた場合、樹脂基板を用いる必要がある。従来、樹脂基板を用いたPSCの製作には、活性層を成膜する際に化学薬品(ジエチルエーテル:DEE)による浸漬処理への耐性と加熱処理への耐熱があるためポリエチレンナフタレート(PEN)基板が使用されている[1]。我々は安価なPSCの作製を目指して、ポリエチレンテレフタレート(PET)基板を用いたプロセス開発を行っている。しかしPET基板はDEEに対する耐性が低いため、PET基板の劣化を抑える目論見、PCSの後MAPbI3層の後処理にスプレー処理を用いて実験を行ったので報告する。