2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.7 結晶評価,不純物・結晶欠陥

[26p-E104-1~11] 15.7 結晶評価,不純物・結晶欠陥

2022年3月26日(土) 13:30 〜 16:30 E104 (E104)

鳥越 和尚(SUMCO)、佐々木 拓生(量研機構)、坪田 寛之(GWJ)

15:00 〜 15:15

[26p-E104-6] 3次元積層型CMOSイメージセンサ向けSiウェーハの製品設計(Ⅱ)
–SiO2/Si界面準位欠陥の消滅に伴う歪み状態変化の光電子分光分析–

〇鈴木 陽洋1、奥山 亮輔1、門野 武1、小林 弘治1、廣瀬 諒1、柾田 亜由美1、古賀 祥泰1、高橋 和敏2、栗田 一成1 (1.株式会社SUMCO、2.佐賀大学シンクロトロン光応用研究センター)

キーワード:シリコン酸化膜、界面、歪み

CMOSイメージセンサの歩留まり向上のためには、フォトダイオード領域に存在するSiO2/Si界面準位欠陥(Siダングリングボンド;Pbセンター)の密度を極限まで低減し、かつ制御する必要がある。先行研究で、SiO2/Si界面における歪みの蓄積及び緩和がPbセンター密度の変動に対応することが示されている。一方で、Pbセンター密度の低減に最も有効かつ簡便な水素雰囲気熱処理における、SiO2/Si界面の歪みの挙動はわかっていない。今回は、プロトン(H+)を注入したSiO2/Si構造に対して光電子分光測定を行い、水素存在下におけるPbセンターと界面の歪みの挙動の相関性を調べた。