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[15a-PA01-8] キラルな単層カーボンナノチューブにおける高次高調波発生の円二色性
キーワード:カーボンナノチューブ、高次高調波、円二色性
単層カーボンナノチューブは右巻き、左巻きの構造を持つエランチオマー材料である。エナンチオマー試料の一般的な評価方法として吸収の差で評価する円二色性特性があるが、1%以下の変化の評価が必要だ。しかし、非線形応答を通して円偏光の違いを見ることにより、この違いが増幅されることが期待される。本研究では、エナンチオマー(6,5)の高次高調波の右回り・左回り円偏光応答特性を調べ、1.5倍以上の変化を観測した。