2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[15p-A304-1~10] 自在な量子制御に向けた光=物質強結合系の科学

2023年3月15日(水) 13:30 〜 18:20 A304 (6号館)

片山 郁文(横国大)、廣理 英基(京大)

15:05 〜 15:35

[15p-A304-5] 磁性ヘテロ構造薄膜の超高速スピン制御

飯浜 賢志1,2、石橋 一晃3,2、水上 成美2,4 (1.東北大FRIS、2.東北大AIMR、3.東北大院工、4.東北大CSIS)

キーワード:フォトスピントロニクス、光誘起磁化制御、光スピン結合

近年、高電場強度を有するパルスレーザーを使った磁化制御が研究されてきた。光を利用した高速・高エネルギー効率な磁化制御を実現するためには逆ファラデー効果といった光-スピン結合を強くする必要がある。近年、円偏光パルスを利用した逆ファラデー効果や光スピン注入効果による磁性ヘテロ構造薄膜の超高速な磁化制御が報告されてきた。ポンプ・プローブ時間分解計測を用いた磁化才差ダイナミクス測定により、円偏光誘起磁場と円偏光誘起スピンの効果を定量的に評価することが可能である。本講演では強磁性体/重金属二層膜における円偏光パルス誘起磁化才差ダイナミクス計測とそれによる光誘起磁場/スピンの評価, 理論モデルとの比較に関して紹介する。