[15p-A409-1~11] 6.3 酸化物エレクトロニクス

△ [15p-A409-7] 光電子分光によるBi-Rh-O層状化合物薄膜の電子状態解析

〇(M1)増竹 悠紀¹、志賀 大亮^1,2、神田 龍彦¹、長谷川 直人¹、早坂 亮太朗¹、北村 未歩²、吉松 公平¹、大野 瑞貴³、藤田 貴啓³、川崎 雅司^3,4、組頭 広志^1,2 (1.東北大多元研、2.KEK物構研、3.東大院工、4.理研CEMS)

キーワード：酸化物エレクトロニクス、光電子分光法

近年、強いスピン軌道相互作用をもつ4d遷移金属酸化物の機能探索が精力的に進められている。中でも最近、BiO層とRhO2層で構成されるミスフィット型Bi-Rh-O層状化合物[BinOn]-[RhO2] (n = 2, 3)新物質の薄膜が初めて合成され、バルクのBi-Rh-O化合物と異なり良好な電気伝導を示すため注目されている。しかし[BinOn]-[RhO2] 層状物質の電子状態は報告例がなく、電気伝導の起源も明らかではない。そこで我々は、[BinOn]-[RhO2] の電子状態を明らかにするために光電子分光測定を行った。