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[15p-D215-9] 交流分極を行った2成分系リラクサ-PbTiO3 圧電単結晶の構造
キーワード:圧電単結晶、交流分極、分域構造
従来のブリッジマン法で作製したACPバイナリー0.72PMN-0.28PT [001]c SC材料と他の材料とのマクロ・ミクロ組織と圧電特性の関係を、広域観察に適した走査電子顕微鏡(SEM)で観察したドメイン構造の違いを調べ、その関係を把握した。図1は、0.3mm厚のACP SCに80℃、強度1.5kVrms/cm、周波数0.1Hzの交流三角波を10サイクル照射した際の中央部と底部のSEM写真である。写真の視野は約80×100m2の正方形である。中央部はACP SCの典型的な縞模様の微細ドメインである。ACP SCの底面では、異なるドメイン形態が観察された。三角形のACP SCの誘電率および圧電率d33は、それぞれ8230および1970pC/Nであった。そして、ACP試料はインピーダンススペクトルにおいて小さなスプリアス振動モードを引き起こした。